アンケート調査をした結果、実に9割近くの人々が、マスク・パーティション越しの会話を「聞き取りづらい」と感じており、社会課題といってもよい状況にあります。
実験によっても、マスクやパーティションによって音が遮られて音量が大きく減衰していることが確認されました。子音の聞こえに影響を及ぼす高音領域だけでなく、母音の聞こえに影響をおよぼす低音領域でも音量が減衰しています。
①自然で聞き取りやすい音
実際に聞き取り実験を行ったところ、何も会話アシストが無い場合「日常会話で内容を正確に理解できないことがしばしばある」状態でした。kicoeriを使うことで「普通の会話がほとんど理解可能なレベル」にまで大きく向上しました。
既存のパーティション取付型会話アシスト製品(A社製)と比較したところ、聞き取り性能、音質ともには kicoeri の方が大きく上回っていました。
実際の使用シーンを撮影した動画はこちら
※使用イメージを伝えるために誇張したものではありません。実際にパーティションの前に立った人の耳の位置のマイク(バイノーラルマイク)で収録した音声です。
kicoeriには周りの騒音の大きさに応じた自動音量調節機能も搭載しました。周囲が静かな時は控えめな音量で、うるさいときには大きな音量でスピーカーを鳴らすことにより、大きすぎず小さすぎず常に快適な音量で会話をアシストします。
音量制御方法は3種類の中から選択できます。
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Fix:周りの騒音の大きさに関係なく常に一定の音量でアシスト
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Mid:周りがうるさい時には大きく、静かなときには小さい音量でアシスト
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Auto:うるさいときにはMidよりも大きく、静かな時はMidより小さい音量でアシスト
②立ち仕事にも使える
立ち仕事で接客する場合、パーティションからの距離はお互いに50cm程度離れることも少なくありません。そんな状況でも、しっかりと聞こえをサポートします。
③省スペース
④簡単取付
親機と子機のマグネットでパーティションをはさんで取り付けるだけ。それ以外に別途本体装置やスタンドマイク、スピーカーを机上に置く必要はありません。
電源はUSBによるDC5V給電を採用。付属のACアダプタだけでなく、普段お使いのモバイルバッテリーから給電して使用することも可能。各テーブルへの電源コンセントの設営が面倒なイベント・面談会場などでもお手軽に使用することができます。
通常は、パーティションに縦向きあるいは横向きに設置します。マイク(緑色部分)は本体から取り外してマイクケーブルを伸ばして使用することも可能です。視界を遮りたくない場合には、マイクは口の正面近くに取り付け、親機・子機本体を左右や上下にずらして設置することができます。
kicoeri FFS-KC01 仕様
オプション品
※FFS-KC01標準セットには FFS-USB-C100, FFS-USB-P200が含まれます。
パーティション取付型会話アシスト装置の基本的な仕組みはシンプルです。パーティションにマイクとスピーカーを張り付けて、お客様側のマイクで捉えた音声をスタッフ側のスピーカーから鳴らし、スタッフ側のマイクで捉えた音声をお客様側のスピーカーから鳴らす、ただそれだけです。
しかし、これを実用レベルで実現するのは簡単なことではありません。お客様とスタッフはお互いの声が直接聞こえるくらい近い距離の対面にいるわけですから、相手の音声はこちら側のマイクにも入りますし、相手のスピーカーから鳴る自分の音声は相手のマイクに入るのはもちろんのこと、こちらのマイクにも入ってしまいます。こうなると、マイク→スピーカー→マイク→スピーカー→… と音がぐるぐると回ってしまい、あっという間にハウリングが起こり実用に耐えません。
インターホンの技術世代を下表にまとめました。
既存のパーティション取付型会話アシスト装置は第2.5世代、kicoeriは第5世代に相当します。
既存のパーティション取付型会話アシスト装置(第2.5世代)
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「ボイススイッチ方式」を採用。お客様とスタッフの声を検出してその大きさを比較し、声が大きい方のマイクをON、他方のマイクをOFFにすることでハウリングを抑制。
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うるさい場所で使用したり、パーティションが小さい場合/パーティションの端近くにマイク・スピーカーを取り付けた場合に動作が不安定になり下記問題が発生。
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会話が途切れ途切れに聞こえる。
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ハウリング抑制能力が不十分なためアシスト音量を大きくできず、期待通りの聞こえの改善が得られない。
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こちらが話している間は相手の声は聞こえず、相手が話している間はこちらの声は伝わらない。通常の会話でごく自然に発生するお互いの会話が被った場合に会話が聞き取りづらい。
kicoeri 世界初の第5世代インターホン
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当社独自の「近接型双方向エコーキャンセラー技術」を採用。これまで困難であった高いレベルでのハウリング抑制を安定して実現。
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十分なアシスト音量で聞こえをサポート。
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会話が被ってもお互いの声が聞こえる。
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周りの騒音の大きさに応じた自動音量調節機能を搭載。
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周囲が静かな時は控えめな音量で、うるさいときには大きな音量でスピーカーを鳴らすことにより、大きすぎず小さすぎず常に快適な音量で会話をアシスト。
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